2016/11/02

長旅12日目 HALくんたたらの説明に飽きるの巻

サザエさんのタラちゃん風に言ってみました。

さて松江道を一気に出雲を目指します。

父ちゃんが広島に赴任していたのは25年ぐらい前。

その頃は車で山陰に行くのに中国山地を越えて4時間はかかるイメージだったとか。

今や松江道もできて2時間ちょっとです。

しかも道路は空いてて快適です。




広島県最北端の町にある道の駅たかのでお昼にします。




比婆牛押しがすごいんですけど。。。道の駅にしてこの値段すごいんですけど。。。




ということで母ちゃんは日替わりランチのパスタ。



父ちゃんは何だっけ、これ。

オムライス?いずれにしてもかなりの創作料理ではありました(笑




さて、このまま行くと出雲に1時間ほどで着いてしまうのでちょっと寄り道。




島根県吉田村は日本の製鉄のルーツとなるたたら場があるところです。



古代から近代にかけて砂鉄を原料にした日本独特の製鉄法とか。

司馬遼さんの街道をゆくにも古代のたたらの話が出てきます。

出雲から岡山県の山間部に至る一帯は盛んに製鉄が行われていたそうです。

やはり古代朝鮮半島からの技術者たちがもたらしたのがルーツなんですね。

母ちゃんは何だかこういう大陸つながりの話にすごくロマンを感じてしまいます。



『たたら侍』という映画が来年公開されるとかで、、、エグザイル?

誰が誰だか全然わかんないけど、今島根はエグザイル押しなんです。




このポスターで撮影された場所に行ってみました。



ここが菅谷たたら場。

この中で製鉄が行われていたというのですが、、、なんかピンとこず。




するとどこからともなく現地ガイドのオジさん登場。




お姉さん二人も加わったのでオジさん俄然張り切ってます。



中に入って説明を聞くことに。

HALくんもどさくさに紛れ入っちゃいました(笑




では、今から説明を始めます。




こちらが砂鉄を溶かした炉。



とても原始的に見える炉ですが、湿気をいかに排除するかの工夫がすごいそうです。

オジさん手作りの説明図。




あれ、若干サボってる生徒が2名。



これは風を送る吹子です。

持っているのはそれを調節するための杭。



このように人力で風を送っていたというのを自作の絵で説明。

この労働者は番子と呼ばれ、ここから代わり番こという表現ができたとか。




説明はさらに熱が入り、HALくんも思わず見入ってしまいましたが、、、




やっぱり何のこっちゃでさっぱり分からないので眠くなってしまいました。




ここがあのポスターで実際に使われた場所。



熱の込もった説明も終わり、外に出てきました。

オジさん、どうもありがとう。

なんかとっても面白かった!



以前、岡本太郎氏がこの地を訪れた際、最初はすごく不機嫌だったそうです。

こんな山奥まで来たのに地味な建物を見せられても何も感じなかったのでしょう。



ところが、炉の中で鉄が熱せられ炎が巻き上がる様子を説明された途端上機嫌に。

そこからインスピレーションを得て島根国体のモニュメント”炎”を制作されたとか。




もう一回ちゃんと司馬遼さんのたたらのくだりを読んでみよう。



そんな気持ちにさせてくれた菅谷たたら場。

訪れてみて良かったです。




ボクはもう説明は勘弁してください。。。



さあ、いよいよ出雲です。



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